![文学歴史イメージ](bunmain2013.jpg)
越後湯沢駅周辺で気軽に『雪国』にタイムトリップできる散策ルートへご案内いたします。
モデルコース『小説雪国・川端康成の史跡をたどる小旅行』
・書いてある時間は徒歩での大体の所要時間です。
・越後湯沢駅西口からスタート、東口ゴール。
すべて行かなくても興味のあるところだけでも回ってみてはいかがでしょう?
・全てを一日でまわるよりも1泊して初日と翌日に分けたり、違う季節にきてそれぞれの場所と季節を味わうなど、ゆっくりと時間を過ごすことをお薦めします。
資料館や温泉では特にゆっくり時間をとって、非日常的なのんびりとした時間を過ごすことが、リフレッシュにもつながります。
湯沢町の歴史民俗資料館です。
小説雪国の世界に登場する様々なシーンを描いた日本画が14点展示されています。日本画と、小説の融合をお楽しみください。
川端康成が生前愛用したティファニーの懐中時計などの遺品も展示されています。
さまざまな角度から、小説雪国に触れ、感じてください。
●湯沢町 雪国館
別名あじさい公園ともいわれる、あじさいの美しい公園です。
春には山桜、水芭蕉、かたくりが咲きます。
不動の滝
15分ほど歩くと、不動の滝(落差20mの大ぜん、落差15mの小ぜん)があります。
マイナスイオンを浴びながらの散策も楽しいです。
冷たい湧き水(御神水)もあり、気軽なトレッキングスポットとしても人気があります。
※不動の滝は2013年10月現在、復旧作業中のため見学できません。
ゆっくり時間を作って、高山植物園アルプの里へ行って見てはいかがでしょうか。
アルプの里へは、毎時00分、20分、40分発のロープウェーにのって、約7分で到着。
気軽にいける千mの高山植物が咲き誇る花の楽園です。
●湯沢高原ホームページ
山麓駅内に、温泉コマクサの湯もあるので、散策後はゆっくり温泉をどうぞ。
布場スキー場中腹にあります。
布場スキー場に祭壇を造り鎮守様の神主さんに来てもらって雪乞い祭りをしたそうです。(※雪乞い祭 神に降雪を祈る祭り)
現在でも、スキーシーズンが始まる前には、本城寺の山伏から祝詞をあげてもらい、お神酒を供えてシーズン中の安全を祈願しています。
布場(ぬのば)の名前の由来
高津倉の嶺から落ちる深層なだれや、積雪が日陰傾斜のため春遅くまで消えないで、いつまでも白く広く布を敷いたように残っているので、昔から村で名づけた場所です。
地元民に愛されている湯元の共同浴場。
歴史は古く、川端康成も浸かったといわれています。
源泉をかけながしているので、泉質もよく、よくあたたまり、つるりとした触感が特徴。
●山の湯
※カランはありますがシャワーがついていないので、小さなお子様がいる場合は13 駒子の湯のほうがお奨めです。
※金属は黒く変色するのでシルバー製品をつけての入浴に注意が必要です。
川端康成が昭和9年~12年までの間数度にわたり逗留し、小説雪国を執筆した宿 高半。
当時の木造3階建て『不老閣』は取り壊したものの、川端康成が滞在した客室『かすみの間』を資料館として一般開放(見学料500円、高半宿泊者無料)しています。
雪国を感じる上では、外せないスポットです。
●雪国の宿 高半 かすみの間
川端康成の他、与謝野鉄幹・晶子夫妻や北原白秋の句や書なども展示されています。
小説『雪国』の中にも登場する大杉と大きな平たい石。小説の中で「ここが一等涼しいの。真夏でも冷たい風が吹きますわ。」と、駒子が言った石に腰かけて涼を感じてみてはいかがでしょう。
この神社は、川端康成自身も作品の構想を練った場所ともいわれています。
境内から続く山道は『笹の道』といい、駒子が高半に滞在する島村に逢いに行くために通った道だそうです。
新幹線は便利ですが、『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった』というような情緒を感じるには、上越線で群馬水上駅から清水トンネルを抜けて越後湯沢入りするのがお薦めです。
左の写真は上越線の清水トンネル。
群馬水上駅から上越線で清水トンネルを抜け山間を縫うように走る在来線にのり、ぐるりとまわって山越えをするループトンネルを体感してみるのも面白いです。